ツアー行程 |
8月22日(月)
06:50虹橋空港集合 08:10上海発FM9215便 11:00西寧着(晴天・気温24℃~12℃)
12:00市内で昼食 青海希望工程担当者と打ち合わせ 昼食後同徳県へ
14:20標高3800mの峠にて休憩 黄河支流を渡る 18:30道路封鎖で1時間立ち往生
19:40互人多希望小学通過 *同徳県境でチベット式歓迎を受ける 20:20同徳県政府招待所到着 |
8月23日(火) 晴天
09:00招待所を出発 09:40互人多希望小学校着
10:15式典開始
1.同徳県教育省学区長才加譲の挨拶 2.林由佳互人多代表の挨拶 3.記念品・文具等の贈呈
4.互人多小学生の歌(2曲) 5.日本の民謡 『ソーラン節
』
6.チベット民互人多小学生の歌(謡) 7.青海地方の歌 『半个月亮爬上来』
8.紙芝居 『青?種子』『こぶたのけんか』9.チベットダンス 10.折紙教室
13:00教室で昼食:羊肉のスペアリブ、果物、人参果(青海特産、ヨーグルト 昼食後自由時間)
*生徒と遊んだり、休息をとる。
15:00同徳県の公園へ(午後5時まで自由時間)
17:00同徳県文化省主催、民族舞踊と歌による交流会
*日本人は、『花』、『ソーラン節』を歌う。
19:00夕食後キャンプファイアー&ダンス 21:00同徳県内ホームスティ |
8月24日(水) 薄曇り
08:00同徳県招待所出発 09:40遊牧民のテント見学 *黄河、峠を越え西寧へ。
13:50西寧着:昼食(佳和園大酒店) 15:10タール寺見学 18:10タール寺出発
18:50西寧市内のレストランにて夕食 19:50ホテル(青海賓館)着
20:30大人・子ども分かれて集会
大人は交流会の感想・反省など。
*子どもは作文、お絵かき等の作業会。
21:40集会終了(子どもの作業会は12時まで続く)
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8月25日(木) 曇り、時々雨がばらつく
09:00出発、青海湖へ 10:40日月山(標高3,000m):寒くて風も強い。
12:00青海湖景区着 12:30昼食 14:20青海湖出発
*途中菜の花畑で写真をとる
15:30砂漠地帯通過 砂漠は保護のために、観光用の一部を除いて立ち入り禁止
16:00金銀灘草原着:大草原で過ごす 18:00西寧着
18:30夕食 レストラン(港馨宮酒楼、中華料理) 19:45ホテル着
20:00全体集会:子供たちから、ツアーの感想を聞く
21:00集会終了:有志一部は市内見学 *子供たち作業会継続 22:00有志ホテルへ戻る |
8月26日(金) 晴れ
08:00ホテル出発 08:30西寧東関清真寺見学(中国西方最大のイスラム寺院)
10:00市場見学:各自で、餃子や麺類などの昼食をとる 11:10西寧空港へ
13:00西寧出発
MU2151便 西安経由で上海へ
17:00上海虹橋空港着:荷物受取後、解散式 (油谷恵子 記:一部変更) |
青海スタディツアー参加者感想文(抜粋) |
●青海スタディーツアーは、本当に素晴らしく得難い経験・忘れられない思い出で一杯のものになりました。『同徳県互人多希望小学校』を訪問した私達を心から歓待し、受け容れて下さった子ども達・先生方・ホームステイ先のご家族などたくさんの人々がいました。
果てしなく続く3000メートルを越えた高原で最も自然に近く営まれている遊牧民の生活、遮るものの無い満天の星空。また、一緒に旅して高山病を共に苦しみ助け励まし合った、小さい人から大人までの友人がいました。
これらの出会いとふれ合いの機会が、互人多の活動を通して与えられたことを、とても有難く思っています。~(中略)~
この輪が着実に広がり、また新しい学校が建てられて、目を輝かせて学び始める子どもが増えていくようにと願います。(田嶋季子) |
●旅行が近づくにつれ、参加メンバーとのも打合せや交流会の準備などで知り合い、「今度の旅はフツウの旅とはきっとちがうものになるにちがいない!」と期待がふくらんできました。
~(中略)~
すべての子ども達が食い入るように(紙芝居を)見て、面白いところ、緊迫したところでは、それぞれ素直な感情が表れていました。この紙芝居での一幕には、言葉の違いを越えた心のやり取りが感じられ、とても感動しました。~(中略)~
互人多ではこれからも様々な面から中国の児童就学支援を続けていくことで、50も民族のある中国の子ども達が自分たちの民族の伝統や文化を継承しつつ、希望をもって生きることができるよう、今後も多彩な活動を続けてほしいと思います。
私も役立つことがあれば、協力させていただきたいと心から思った5日間でした。(大橋希) |
●1貴重な体験だった。今までした旅行の中で最も心に残るたびのひとつ。
2小学校を実際に見て感動した。私たち一人ひろちのこころ、ささいな気持ちがすばらしい形になって見えた。互人多のメンバーになってよかった。
3将来どこかで「互人多小学校で勉強した」という人に会いたい。
4 団体旅行の雰囲気はガイドさんの人柄にかなり左右されるのが、ドルチェさんはすばらしいガイドだった。運転手さんも気持ちのいい人だった。ラッキー!感謝(油谷恵子) |
●人のためにできることをするのは良いことだと思います。
今回のツアーでは学校を訪問することにチベットの子ども達と交流ができ充実していました。とっても結い経験です。子どもも、言葉は通じないのに虫の好きな子たち同士が集まって、あたまから身体まで虫だらけになるまで、虫をとり続けている姿に感動しました。(董燕萍) |
●出発前からの準備として、チベット族の子供達への鶴の折り紙や、貝の工作、ソーラン節の練習など、現地校に通っている我が子達は、青海省に行く前に、日本文化にも触れることができ、良い経験になりました。
実際に、同徳県の希望工程小学校を初めて見て、フレンドのみなさんのご努力にとても感心しました。
学校では、民族衣装の制服を着た可愛い子供達が、緊張ぎみに校門の両側に立ち、私達を出迎えてくれ、本当に違う世界に来た気がしました。言葉は通じませんでしたが、屈託のない子供達の笑顔に助けられ、一緒に折り紙を折りました。
そして、帰り際にも笑顔で一生懸命手を振って見送ってくれたことに感動しました。~(中略)~
ホームスティでは、チベット族の人達の素朴さと暖かさに触れることが出来ました。
夜も遅かったのですが、奥さんが私達におまんじゅうを皮から作ってくれ、ご主人、お嬢さんも恥ずかしがりながらも一言ずつ話してくれました。
そして、その夜見た満天に光る星空は、プラネタリューム以上で、本当に今まで見たことがないずばらしいものでした。
今回は、貴重な経験をさせて頂き、ありがとうございました。今回の旅行で、改めて希望工程を理解し、微力ながらも私達に出来ることをしようと思います。(葉由美) |
●一番うれしかったのは、初めて演じた中国語の紙芝居でした。私とあすかちゃんの二人で「こぶたのけんか」という紙芝居をしました。
チベット族の子供達は、ほとんどチベット語しかわからないのですが、私達の紙芝居の意味がわかり、笑ってくれたので、私は感動しました。
また、もう一つ感動したことは、子供達が私の名前を呼んでくれたことです。一人の女の子が私の名前を覚え、他の子供達に「この人の名前知ってる?あやって言うんだよ!」と教え、みんなが一斉に「あや!」と呼んでくれたのです。感激しました。もし、みんなが、私の名前を忘れないでいてくれたら、と思います。(増田彩) |
●チベット族の友達に鶴のおり紙を教えてあげました。教えるのは難しかったけれど、チベット族の子供達が折れるようになったので、うれしかったです。
また、お昼に食べた羊の肉は、脂っぽくなくっておいしかったです。山の上なのに、フルーツがいっぱいあって驚きました。
私は、チベット族のミルクティーは、普通のミルクティーと少し違うと思いました。(増田愛) |
●チベット族の子供達に、鶴の折り紙を教えました。中国語共通語では通じなかったので、覚えたばかりのチベット語の単語を少し使いましたが、それでも笑われてしまい通じませんでした。
しかし、チベット族の子供達に鶴を作ってあげたら、右手の親指を立てて、ニコッとしながらチベット語を話したので、きっと喜んでくれたのだと思います。
ぼくは、チベット族の子供達と交流が出来てうれしかったです。
それから、旅行で一番楽しかったのは青海湖です。青海湖は、とてもきれいで、大きく、ぼくは海かと思いました。青海湖には、きれいな石がたくさんあり、その石を投げて遊びました。とても楽しかったです。ぼくは、青海湖でピカピカの石を拾い、上海に持って帰ってきました。
スタディーツアーに参加して、色々な友達に会えてよかったです。(増田翔) |
●キャンプファイヤーでおどったりしたので楽しかったです。
でも、チベット族の人の家にとまれなかったのがショックでした。とまった人の話を聞いているとますます行きたくなりました。(大塚香子) |
●2日目の朝は頭痛で気持ちも悪かったけれど学校についたら急に元気が出ました。学校で鶴とヤッコ(おりがみ)をみんなに教えて楽しかった。
昼ごはんに肉(骨付きの肉のかたまり)とくだものしかないのでおどろいた。(大塚圭人) |
●チベットの人々の生活を見て、何か人間の原点に触れたような気がしました。
最初は仕方がなくついて行ったという感じだったが今では何か大切なものを学んだ気がします。
(林はるか) |
●朝起きたときの頭痛で「今日はもうだめだ」と思いました。人前では平気がって見せるものの、耐えがたい痛みで、正直ちゃんとした交流会ができるかどうかもわからないくらいでした。
しかしこの漢シンジ(男ではなく漢なのがポイント)、このような痛みでダウンするなどとは言語道断、ましてや今日は今回の旅行メインイベントの『交流会』です。ここでダウンするなどもってのほか、漢が廃るというものです。うずく痛みを抑えつつ下車し、いざ出陣!
最初のうち(ソーラン節とか歌っている頃)はまだ、カラ元気だったのですが、紙芝居が始まって、子ども達の中に混じって彼らを見ていると・・・子ども達のかわいいことかわいいこと!いい顔してました。人間は目で人が判断できるといいますが、あの子たちの瞳は皆一様に、まるで星がはいっているかのようにキラキラと輝いていました。(進士遼) |
●同徳の互人多希望小学が夕日の中に現れた時、そしてちょっぴり大きくなった写真のあの子たちに会うことができた時は感激しました。
~(中略)~
夏休みの一大プロジェクトとして取り組みました紙芝居ですが、取り掛かってみると奥が深く変なものに手を出してしまったという感じでした。チベットの話といっても絵にするには服装、習俗などいいかげんに描くわけにもいきません。言葉の問題もありました。~(中略)~結局あらすじをチベット語で話しておいてもらい、その後日本語で演じるという事にしました。なるべく擬音などを多く入れるようにして絵の枚数も多くしました。でも本当にそれで大丈夫なのか?見ていてつまらなくないか?実はとても心配でした。でも結果はとっても喜んで楽しそうに見てくれたのです。
紙芝居のために前につめて集まってくれた子どもの目は好奇心で一杯でしたし、紙芝居の舞台の中を一生懸命見てくれました。~(中略)~まだまだ稚拙な娘の絵ですが、紙芝居というのはやはり不思議な力があるようです。私がギリギリに渡したあらすじをきれいな中国語に訳してくださった陳さん、またそれを丁寧にチベット語で通訳して下さったドルジェさん、そして快く紙芝居用の舞台を貸してくださった虹文庫の方々のおかげでもあります。
その後、日本の紙芝居を増田彩ちゃんと林あすかちゃんに中国語で演じてもらいました。これもすごく喜ばれました。二人の演技力もすばらしく子どもたちも沢山笑ってくれました。二人にやってもらって本当によかったと思いました。演じただけではなく日本の子と現地の子が一緒になって紙芝居を見て楽しんだ、という事がよかったんじゃないかなあと思います。
(進士薫) |