2011年10月20日(木)、蘭心大戯院にて、東日本大震災復興支援コンサート「希望」を開催いたしました。
コンサートには上海在住の音楽家ら8人が無償で出演してくださり、
司会は加藤タキさん(AAR Japan 難民を助ける会副理事長、中国語通訳:胡海栄さん)が務めました。
定員680席の会場はほぼ満席、日本人の他、中国人、外国人など大勢の方々にご来場いただき、
大盛況のうちに終えることができました。
チケット売上、協賛金、寄付、当日チャリティグッズの売り上げを併せて
242793元のコンサート収益(純益)となりました。
これは上海市青少年発展基金会を通じ、難民を助ける会に寄付され、
被災地の子どもの支援に使われます。
具体的な使途については、後日ご報告させていただきます。
ご協力いただきました皆さま、まずは心より御礼申し上げます。

来場者全員による黙祷から始まった希望コンサート、
第1部「祈り」は中国人若手のヴィオリスト劉念さん、陳力さんによるヴィオラのデュオ、
中国内外で活躍する小川真由美さんのピアノソロ、ノヴァー・スコッティア交響楽団で
コンサートマスターを務めたジョージ・マキシムさんのヴァイオリンソロ、
続く第2部「希望」では日本から駆けつけてくれたジャズシンガーの中溝ひろみさん、
若手の実力派ピアニスト熊倉暁子さん、上海交響楽団の主席コンサートマスターの
潘寅林さんらが演奏くださいました。

フィナーレは上海の合唱サークル「コールプラタナス」と
ゴスペルグループ「J.Voice」の皆さまがステージに上がり、
会場の皆さまと共に『故郷』を合唱、全員の復興への思いを歌に託し幕を閉じました。

ゲストにお迎えした、宮城県石巻市立飯野川第一小学校の教頭日野峻先生は、
上海の皆さまに感謝の意を述べると共に被災地の厳しい現状を報告、
すべての人々が助け合って生きる社会「絆」「共生・共存」の大切さを強調されました。
ご来場いただいた方々からは「感動して涙がとまりませんでした」
「素晴らしい企画をありがとうございます」というお声の他、
「被災地の支援がまだ必要なことがよくわかりました」との感想もいただきました。
コンサートの模様は翌日のNHKで報道されたほか、
東京テレビ、読売新聞や毎日新聞等でも
取り上げていただきました。
改めまして、ご出演くださった方々、合唱団の皆さまに
お礼を申し上げると共に、
ご来場くださいました皆さま、ご協賛くださいました企業さま、
そしてコンサートの開催・準備に尽力いただきました
すべての皆さまに心より感謝申し上げます。

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