互人多の仲間と一緒に初めて希望工程のオフィスを訪ねたのは5月6日のこと。
陜西南路30号の住所を頼りに行ってみたら違う看板が…。
「間違えた!」と早合点してタクシーを拾い直し、ウロウロして辿り着いたのがやはりさっきの所…。
よく見てみたら、いろいろな看板の横に「希望工程」というのもちゃんとありました。
出だしからドジを踏んだものの、気を取り直し中へ。
(サイト編集者注:希望工程の2014年1月現在の所在地は進賢路219号です)
最初に出迎えてくださったのは上海訛がある方で、
何度聞いても「400塊銭」が「18塊銭」にしか聞こえず「どうしよう。」と不安を感じていたら、
運良く(?)その方に急用ができ、代わりに現れたのが親日的な高小姐。
とても感じがよく、普通話も上手なのでホッとしました。
20万元で自分たちの名前が入った小学校が一つ建てられること、
400元で1人の子どもが5年間小学校に通えること、
上層部からのお達しで上海は雲南省を重点的に援助していることなどを説明していただきました。
私たちボランティア団体は中国の義務教育を受けられない貧しい子どもたちを援助した旨を伝え、
私たちの活動に対しての支援と協力をお願いして帰りました。
義務教育と言いながら、貧しさのために多くの子供たちが学校に行けない現状。
そして文盲のために一生を貧しく過ごす現実。親も子も、そしてそのまた子も…。
この悪循環を断ち切る武器としての学問(読み書き)を子どもたちに与えたい。
子どもたちは未来の希望であり、教育があれば貧しさから逃れられるかもしれないという希望が持てるから、
できるだけ多くの子どもたちにこの希望を与えたい、助けたい。
援助を求めている子どもの数だけ援助する人が増えたらいいなと思います。
余談ですが、この希望工程弁公室の入っている建物はかつてユダヤ人(?)の私邸で、
外観もさることながら建物の中にもあちこちに立派な彫刻が施され、床・柱・天井など見事なものです。
広い庭にも芝生が青々としていて、ホッとさせられます。
街中にも意外と知られていない空間があるんですね。
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