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灌陽県互人多希望小学
互人多希望希望小学校完成のお知らせ(互人多ニュース11号より)

灌陽県互人多希望小学遠景と、出迎えの児童たち 皆様の多大なご協力の下に2001年1月に希望工程に小学校建設
 資金として20万元寄付致しましたが、2002年3月に希望小学校
 が完成し、4月11日竣工式が行なわれました。竣工式には「互
 人多」からは事務局メンバーより4名(+子供2名)が参加いた
 しました。

 当地の希望工程事務所の方々、政府の方々、村の方々に大変歓
 迎して頂き、素晴らしい経験をさせて頂きました。実際この目
 で出来上がった小学校を見る事ができ、広西省及び灌陽の希望
 工程事務所の方ともお話ができて、本当に良かったなあという
 思いです。今回完成した希望小学校と竣工式の詳細は下記の通
 りです。

各画像の上にマウスカーソルをのせると、説明文がポップアップ表示されます

希望小学校詳細
灌陽県互人多希望小学全景


名称: 灌陽県互人多希望小学
場所: 広西壮族自治区灌陽県洞井瑶族郷
建築期間: 2001年8月~2002年3月
総費用:24万590元
    内 材料費:12万4697.42元
      人件費:6万459.37.元
      管理費:2万577.94元
     建築面積: 約500平方メートル
       建物: 3階建6教室
      児童数: 約260名(200名ほどが寮生活)
       教師:10名

1999年1月に出された計画書では、70万元弱で12教室及び教師宿舎・学生寮・特別教室を建てるというものでしたが、結局費用の面で解決できず、ほとんど私たちの寄付のみで出来る範囲の規模に縮小されてしまいました。あとの必要な施設はこれから少しずつ建てていくということです。

状況紹介
灌陽県互人多希望小学がある洞井瑶族郷の風景  洞井瑶族郷は灌陽県の南端にあり桂林では最も辺鄙な山地区の
 一つということです。面積は約212平方km、人口約8600人、
 平均年収は1400元余。当地の希望工程の方の話によりますと、
 豚を一頭売って200元、お金がない人はこれを子供の学費に当
 てるそうです。(学費一年100元)ただ就学率はよく、失学児
 童は数人のみのようです。
竣工式式次第

竣工式テープカット 日時:2002年4月11日 10:30

  1. 国旗掲揚、国歌斉唱
  2. 来賓紹介
  3. 繍珠贈呈
  4. 歓迎の詞 来賓のお話 児童の感謝の詞
  5. テープカット
  6. 感謝の旗贈呈
  7. 互人多よりお土産贈呈(皆様からの文具・辞書)
  8. 児童の歌舞
参加者:
  • 桂林市人大常委会
  • 灌陽県教育局局長
  • 共青団桂林市委員会副書記
  • 灌陽県人民政府副県長
  • 広西省希望工程弁公室副主任  他
  • 「互人多」より 齊藤美奈子、進士薫、林由佳、三宅真理、 進士遼(中2)、三宅真弥(小5)
       

灌陽県洞井瑶族郷へ向かう途中の風景 灌陽県互人多希望小学での出迎え

竣工式の行われる校庭に全員集合 竣工式前に披露された獅子舞

竣工式参加者の言葉 -1

今から5年前に、5人の主婦が100元ずつだしあって作ったボランティアグループ「互人多」。
駐在しているこの中国で、義務教育を受けたくても学校がない地域の子供達に学校をプレゼントしようという大きな目標を持ってスタートした小さなグループでした。

それが、フレンドの主旨に賛同してくださる大勢の方のご協力をえて、200~300人収容の立派な校舎が今年完成しました。20万元といえば大金なので、当初は何年したら建つのか想像もつきませんでしたが、2度目の上海駐在でその完成に立ち会えてとても嬉しいです。

日本へ帰国の折、ガレージセールを開いて売上を全額寄付してくださる方・互人多のバザーで荷物を運んだり売り子をしてくださる方…大勢の方の努力と善意の結晶ともいえる小学校です。一人一人の主婦の力は小さいですが、皆で力をあわせたらすごいなあと、3階建ての真っ白な校舎を見て感激しました。
桂林から車で4時間足らずの山と緑がきれいな「互人多希望小学校」です。地元の子供達の嬉しそうな顔を見ていたら、このフレンドの活動がずっと続いて欲しいと願わずにはいられませんでした。(M)

竣工式に参加した灌陽県互人多希望小学の児童たち 竣工式前の国旗掲揚。 手前にいるのは隣接した幼稚園の子どもたち いただいた感謝の旗

灌陽県互人多希望小学の児童たちによる歌舞の披露 灌陽県互人多希望小学の児童たちによる歌舞の披露 灌陽県互人多希望小学の児童たちによる歌舞の披露

竣工式参加者の言葉 -2

春霞に煙る新緑の山々、青々とした水田に群れるアヒルたち、野原に悠々と寝そべる水牛、民家の庭先を駆け回る鶏や犬、道沿いに広がる果樹園…。都会からやって来た訪問者にはなんとも牧歌的でのどかな風景が途切れることなく続く広西壮族自治区の灌陽県。その傍目には平和で穏やかに映る田園風景から目を転じて、この地区の住民の平均年収が1400元と耳にすると「こんなに美しい山間の自然の中で暮らす人たちは幸せだ。」と言えなくなってしまいます。

21世紀を迎えた今も種々の理由から十分に義務教育を受けられない灌陽県の子供たち。学校はあっても設備などの未整備も見受けられます。その地区の実際の生活状況を知らない部外者である私にはこれに対する批判めいたことを言うことは出来ません。でもこれからの子供たちにはこの新しく建てられた希望小学校で家庭では学べないことを精一杯吸収し、そして自分たちのために役立ててほしい、と願わずにはいられません。そのためのより良い設備・環境を整えることも新たに考えて行かなければならないとも思います。

竣工式の式典の間はしゃいでいた子供たち。その子供たちの顔が次にはより遠い未来への希望で輝いているのをまたいつの日か見に行きたいと願っています。今回行けなかった会員の皆様も是非一度灌陽県の地を訪れてみてください。(S)

灌陽県互人多希望小学の児童たち 灌陽県互人多希望小学の児童たち

灌陽県互人多希望小学の児童たち 灌陽県互人多希望小学の児童たち

竣工式参加者の言葉 -3

灌陽県互人多希望小学の校長先生と 山河あり、緑の豊かな農村、といった趣の桂林市灌陽県。桂林から2、
 3時間ほど車にゆられてたどりついたその灌陽県の中心部にも確実に都
 市開発化の波がやってきているようで、思っていたよりも整備されてい
 る町だった。今回竣工式に参加した洞井郷の互人多希望小学は町の中心
 部から10キロほど離れたところにあったが、その周辺は豚や犬、鶏など
 が放し飼いになっており畑に植えられた野菜も青々として、水のせせら
 ぎがさやさやと…まるで歌に出てくるような情景だ。学校の近くにはそ
 んなに規模は大きくないが野菜や肉の市もたっており、生活ぶりも割合
 豊かである印象を受けた。ただ学校の児童のほとんどが農民であるとの
 ことで、おそらく個人所得はそんなに高くないのだろう。この洞井郷で
 は外国人が来ることはいままでになかったらしく、私たちが学校に到着
 する前から、近くにすむ人々がたくさん集まっていた。

 歓迎してくれた児童たちは校門の手前にかかっている小さな橋の両脇に
 ずっと並んでそれぞれ手に色とりどりのリボンなどを振り、橋の真中に
 は獅子舞と孫悟空に扮した子供たちが「はやく、おいで!はやく、おい
 で!」と言いながら私たちを招き入れてくれた。進みながらカメラを持
 つ手も震えるほどの感激。ここに学校を建てたんだという実感がこみあ
 げた。

 この学校に通う児童は半分以上が瑶族という少数民族の子弟だという。
竣工式の中でも民族衣装をまとった少女が歓迎の歌を歌ってくれ、歌と踊りが特技であるという瑶族の心憎い演出もあった。たくさんの会衆を前に勇敢に踊る二人の幼稚園児、途中でパンツがずり落ちても踊りつづけた女の子、リズミカルにくるくると踊る男の子と女の子のペア、互人多小学を背景に竣工式典は進み、明るい子供たちの笑顔に大満足し、校長先生と再会を約束して学校を後にした。(H)

洞井瑶族郷の村の様子 洞井瑶族郷の中心部

竣工式見物にやって来た村の人々 隣接している建物から竣工式を見物している村の人々

竣工式参加者の言葉 -4

恭城瑶族自治県 龍虎郷 九十小学参観
恭城瑶族自治県 龍虎郷 九十小学の授業風

 帰りの道、別の小学校を参観させて頂きました。ここは60年代
 に立てられた校舎のままで老化が進んでいるという事でやはり
 希望工程に申請を出しているところです。

 200人ほどの学生と9名の先生がいらっしゃいます。皆さん『あ
 の子をさがして(原題『一个都不能少』)』という映画を御覧
 になった事がありますか。あそこにでてくる校舎はひどかった
 ですね。ここはそんな状態ではないですが、窓にはもちろんガ
 ラスはなく、教員室は屋根が壊れていて縞々のビニールシート
 が張ってあり、教室も雨漏りの後がたくさんありました。

 案内してくださった方によるとここよりひどいところもまだま
 だありますよということでした。

景色は素晴らしく、みかんの樹が沢山植えられている山と水のきれいなところでした。